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これで完璧! 冬のジェットスキーに必要な防寒アイテムをプロが厳選

ジェット好きのライダーは、冬でも当たり前のようにジェットに乗っています。冬にジェットスキーを楽しむためには「防寒対策」が非常に重要です。水上は風や水しぶきで体温が奪われやすいため、安全に楽しむためにも防寒アイテムは必須です。そこで今回は、冬場のジェットライドに必要な防寒対策グッズの中からプロおすすめのアイテムを厳選して紹介します。

冬場にジェットに乗る際の注意点

これで完璧! 冬のジェットスキーに必要な防寒アイテムをプロが厳選 イメージ画像 BQマリーナ

気温や水温が低い冬にジェットに乗る場合は、夏とは違う備えが必要です。冬のライディングにおいて注意すべきポイントは次の通りです。

防寒具をしっかりと着用する

冬の水温は非常に低いため、適切な防寒具を着用することが大切です。ウエットスーツやドライスーツを着用しましょう。手袋やブーツ、フード付きのジャケットも寒さから身を守るために役立ちます

凍結など水面の状況を確認する

乗る場所の水面が凍っていないかなどを事前にしっかりと確認しましょう。凍結している場所がある場合は、走行中に危険な状態になる可能性があります。また、これは夏場でも同じですが、天気予報や波予報のチェックも必須です。とくに冬は風が強く、波が高くなりやすいため、強風や荒れた天候時には乗らない方が安全です。雪や霧で視界が悪くなることもあるので、視界が確保できる状況かどうかもしっかりと確認しておきましょう

緊急時に備える

冬は水温が非常に低いため、万が一水中に落ちた場合に低体温症のリスクが高くなります。落水に備えて事前に救助の手段を確認し、緊急時の連絡方法は必ず把握しておきましょう。また、寒く過酷な環境下でのライディングは体力を消耗しやすいので「長時間乗らない」「こまめに休憩をとる」といったことに配慮して、夏よりも慎重にツーリングプランを練りましょう。

エンジンやバッテリーを確認する

乗る前にジェットスキーのエンジンやバッテリーが正常に動くかどうか確認しましょう。バッテリーは寒さに弱いため、冬になるとバッテリーが上がりやすくなります。燃料系統の凍結や点火プラグの劣化などのトラブルも発生する可能性があるので、出発前に必ずエンジンや機械の動作をチェックするのが大切です。

プロ厳選! 冬におすすめのツーリングアイテム

実際に冬場にジェットでツーリングをする際、必ず揃えたいマストアイテムをプロに選んでもらいました。寒さから身を守る防寒グッズは非常に重要なので、ぜひ参考にしてください。

ウェットスーツ(フルスーツ)

これで完璧! 冬のジェットスキーに必要な防寒アイテムをプロが厳選 ウェットスーツ イメージ画像 BQマリーナ

水温が低い冬には、全身を覆える厚手のウェットスーツが必須です。冷たい水から体を守るためには、5mm以上厚さのあるものが適しています。ネオプレーン素材で作られたものが多く伸縮性もあるので、快適に過ごせます。

ドライスーツ

これで完璧! 冬のジェットスキーに必要な防寒アイテムをプロが厳選 ドライスーツ イメージ画像 BQマリーナ

完全に水を遮断するドライスーツは、ウェットスーツよりもさらに防寒性が高くなります。冷水や冷たい風から完全に身を守ることができるので、長時間ジェットに乗ってもしっかりと体温を守ることができます。

ウォータープルーフのジャケット・パンツ

これで完璧! 冬のジェットスキーに必要な防寒アイテムをプロが厳選 ウォータープルーフのインナー イメージ画像 BQマリーナ

ウェットスーツやドライスーツの下には、防水性のあるジャケットやパンツを着ておくのがおすすめです。風を遮断して体温を保つので、上からスーツを重ねた際にさらに防寒効果を高めてくれます。

ネオプレーン製のグローブ

これで完璧! 冬のジェットスキーに必要な防寒アイテムをプロが厳選 ネオプレーン素材のグローブ イメージ画像 BQマリーナ

グローブは、ネオプレーン素材のものを選びましょう。手が冷えると操作性が低下するため、グローブ選びは非常に重要です。ネオプレーン製のグローブは水に強く、手を暖かく保ちながらしっかりとしたグリップ感を確保することができます。指先が動かしやすいデザインのものを選びましょう。温度調整機能が付いたグローブもあるので、とくに冷え込みが厳しい日などには必要に応じて使い分けると快適に操縦できます。

ネオプレーン製のブーツ

これで完璧! 冬のジェットスキーに必要な防寒アイテムをプロが厳選 ネオプレーン素材のブーツ イメージ画像 BQマリーナ

冬のジェットスキーでは、足元の防寒対策も必須です。足元が冷えると全身の寒さを感じやすくなるので、ブーツは防水性に優れたネオプレーン製のものを選びましょう。ブーツの下に吸湿発熱性素材の防寒ソックスを履いておけば、さらに保温性が高まります。

フルフェイスヘルメット

冷たい風で顔が寒くなるのを防ぐため、ヘルメットは顔を完全に覆うことができるフルフェイスのものがおすすめです。安全性を高めるためにも、ヘルメットを選ぶ際は自分の頭にぴったりと合ったサイズのものを選ぶようにしてください。

ネックウォーマー/フェイスマスク

これで完璧! 冬のジェットスキーに必要な防寒アイテムをプロが厳選 フェイスマスク イメージ画像 BQマリーナ

体温を保つためには、顔や首元を冷やさないようにすることも重要です。とくに風が強かったり水温が低い日には、ネックウォーマーやフェイスマスクも欠かせません。

ヒートベストやヒートインナー

電池式のヒートベストやヒートインナーも防寒対策に非常に効果的です。とくに長時間のツーリングでは、体温を保つためウェアの前面と背面の両側に発熱体が内蔵されているベストがあると安心です。

これで完璧! 冬のジェットスキーに必要な防寒アイテムをプロが厳選 イメージ画像 BQマリーナ

冬のツーリングでは、風や水しぶきによる寒さから身を守ることが非常に大切です。これらのアイテムを揃えておけば冬でもジェットスキーを安全かつ快適に楽しむことができるので、ぜひ記事を参考にライディングギアを用意し1年中ジェットを楽しんでください。

この記事を監修したのは…

前沢 貴仁さん
1984年1月11日生まれ。日本ジェットスポーツ連盟(JJSF)所属。ジェット歴は22年で、ジェットスポーツ全日本選手権シリーズなど数々の大会で優秀な成績を収めるプロクラススタンドアッパー。2011年に「JJSF B SKI LTD」の年間シリーズランキング1位、2013年に「JJSF A SKI SLTD」年間シリーズランキング1位を取得した後、2014年に「JJSF PROクラス」に昇格。現在は当マリーナの「AUTO SWAP.F.R」ライダーとして活躍している。

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