2024年11月23日(土)~24日(日)に、宮古島前浜ビーチ(沖縄県宮古島市与那覇前浜)でカワサキライダースクラブKAZE主催のジェット耐久レース「KAZE JETSKI Enjoy耐久 in 宮古島」が開催されました。当マリーナからは合計3チームが出場し、サポートメンバー含めてチーム全員で参戦してきました! 今回は、2日間にわたる大会の初日に行われた「ランナバウトビギナー」クラスのレースについてレポートします!
大会初参戦の6人で臨む「ビギナークラス」
レース会場となったのは、沖縄県宮古島市にある「宮古島前浜ビーチ」。地元では「マイパマビーチ」の愛称で親しまれ、数々のガイドブックやランキングでも日本のベストビーチに選ばれている人気スポットです。目の前に見える緩やかな曲線を描く来間大橋を渡った来間島から見渡すと、鮮やかな青のグラデーションがどこまでも続いていました。
真っ白な砂浜は東洋一とも言われており、きめ細やかな白砂と透き通ったコバルトブルーの海とのコントラストは圧巻の美しさ!
海底の砂まで見透かせるほど透明度の高い同ビーチはジェットスキーやフライボードなどマリンアクティビティも盛んで、ジェットスキーやトライアスロンの大会がたびたび開催されていることでも知られています。
そんな宮古島前浜ビーチで開催されている同大会は今回で22回目。今年はランナバウトビギナークラス(3人乗りモデル)、スーパーランナバウトクラス(3人乗りモデル)、ランナバウトクラス(3人乗りモデル)、シングルクラス(1人乗りモデル)の全4クラスのレースが実施されました。2日間にわたって「ランナバウトビギナークラス」と「シングルクラス」に出場する当マリーナも、海岸にチームテントを設営してスタンバイします。
初日は新設のランナバウトビギナー部門に20チーム、スーパーランナバウト部門に9チームが参加。ビギナークラスの参加条件は同レースに参戦経験のない人がチームに2名以上いることで、朝一番に行われたライダース三―ティングには個性豊かなさまざまな面々が集まっていました。
私たちもお揃いのチームTシャツでいざ参戦! ルールは簡単で、星形のようなコースを2時間で何周できるか競います。1チームにエントリーできるメンバーは最大6名。
私たち(チーム:BQ‐MARINA)は、村野・曲澤・松田・井上・臼井・清水の計6人で参戦しました。メンバー全員が大会初参戦という正真正銘のビギナーチームです!
ジェットのレースは、スターティングポジションを抽選で決定します。ビギナークラスの参加は全20チームなので1~20の数字が書かれたくじを引き、1番から順に優位につくことができます。
チームを代表してくじを引いた曲澤選手が見事(?)引き当てたのは17番。けして有利なポジションとは言えませんが、決まったからには「スタートから全力で勝負をかけよう!」とチームの士気も高まります。
スタート前には、コースやポイント、走行順を念入りに確認します。
今回レースに参戦したのは、カワサキ「JET SKI STX 160X」。「エントリー・パワフル・スポーツ」をコンセプトに俊敏な走りを追求した同モデルは、高い操縦性にも定評がある人気シリーズです。
いよいよスタート位置にスタンバイします。今回のレースはル•マン方式の陸上スタート。
ジェットのエンジンをかけるテザーコードを持って陸上に整列した選手が、水辺にスタンバイした艇に駆け寄りスタートする方法です。トップバッターの選手が走るチームもあれば、代走の選手が走るチームもあります。
チーム•BQ-MARINAは、シングルクラスに出場予定の山内選手が代走することになりました。山内選手にテザーコードを託し、チームメンバーはジェットの周りにスタンバイします。
スターターの合図と共に、スタート位置の選手がそれぞれのチーム艇を目指して一斉に走り出します。17番という不利なスタート位置をものともせず、1番乗りで駆けつけた山内選手。
テザーコードの受け渡しがうまくいかず少し出遅れてしまいましたが、無事にトップバッターを走る村野選手がスタートをきりました。2時間の耐久レースの幕開けです。
耐久レースは体力とチームワークがカギとなります。ビギナーチームのメンバーはコースを3周もすればヘトヘトになることがわかり、1人3~5周で交代して走ることにしました。
交代する際は、たすき代わりのゼッケンを次の選手に引き渡します。
耐久レースはチーム全体での総周回数を競うので、ここでのロスタイムをいかに減らすかもレースのポイントになります。
また、レースの途中で度々行う給油も重要です。給油を行う際は、万が一ガソリンをこぼして海を汚してしまうことがないよう、しっかりと陸上に艇をあげてからガソリンを入れるのが競技ルール。選手交代の際にいかに素早く船を上げ、いかに素早く給油を終わらせることができるかどうかもレースの勝敗にかかわってきます。ここはピットクルーの腕の見せ所です。
そんなこんなでチームで力を合わせて選手交代を繰り返し、ようやくゴールの瞬間を迎えます。
アンカーを務めた松田選手の帰りをチーム全員で迎えます。
チーム6人で2時間の耐久レースに耐え抜いたメンバーの面々は疲労困憊の様子でしたが、全員が「楽しかった!」「また走りたい!」と言っていたのが印象的でした。
ランナバウトビギナーチームのリザルトはこちら。BQ MARINAの総周回数は37周で、9位という結果でした。2回ペナルティをとられてしまい少し順位を落としてしまいましたが、全員が大会初出場というメンバーで挑んだレースとしては上出来です! チームメンバー全員が納得のいく結果を残すことができました。
レース中、一度もマシントラブルなく走りきれたのも勝敗をわけた要因の一つです。2時間ぶっ通しでエンジンを全開にして走るため、マシンには大きな負荷がかかります。トラブルで途中リタイアしたり、修理するためにロスタイムを作ってしまっているチームも多くあったなか、何事もなく完走することができたのは熟練の整備士がいる当マリーナの強味があってこそ! ジェットのレースにはランナーはもちろん、ピットクルーなど裏方でレースを支えるメンバーのチームワークが欠かせません。まさにチーム全員で勝ち取った結果です。翌日のレースもチーム全員で一致団結して臨みます。選手の皆さん、おつかれさまでした!
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