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【取材レポート】日本最大級のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2024」

2024年3月21日(木) ~24日(日) の4日間に、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜、および横浜ベイサイドマリーナで国内最大級のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2024」が開催されました。イベント初日にメディアに向けて開催されたプレスアワーで取材してきたので、会場の様子をお届けします。

日本最大級のマリンイベント

「ジャパンインターナショナルボートショー2024」の会場となったのは、パシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナ(フローティング展示)&八景島マリーナ(体験のみ)の3会場。さらに公式サイトのオンライン会場を組み合わせたハイブリッド・ボートショーとして開催されました(オンライン会場は5月31日(金)まで開催中)。日本最大級のマリンイベントとして知られる同イベントでは、ボートやマリングッズの展示をはじめ、マリーナでの体験プログラムなどを通してさまざまなマリンレジャーの楽しみ方が発信されています。

2024年で63回目の開催を迎える同イベントのテーマは「あふれる笑顔 この海でずっと・・・・」。今年はパシフィコ横浜の展示会場を昨年の3ホールから4ホール全館に規模を拡大しパワーアップ! 各社のボート・ヨット・水上オートバイ等のニューモデルをはじめ、マリン用品や免許、アパレルなどマリンライフを充実させるさまざまなアイテムが勢揃いしました。

開催初日は午前中から報道陣のほか業界関係者など多くのマリンファンが押し寄せていました。

開会式が行われたメインステージでは、JMIA2024アンバサダー任命式やミス日本「海の日」によるテープカットセレモニーなどが行われました。

今回パシフィコ横浜に出展したのは全215社。展示マリン製品は165隻(台)にのぼります。そのほか航海計器やマリンアパレル用品、高級輸入車など総額約170億円の製品が展示されていました

なかでもとくに気になったブースを二つ紹介します。

一つ目は、海の安全支援アプリ「JM‐Safety(ジェイマリン・セーフティ」。船舶の位置や針路、速力など安全に関する情報を自動的に送受信する「AIS(船舶自動識別装置)」を搭載した大型船とアプリ利用者の位置をリアルタイムに可視化できるアプリで、危険なエリアに進入した際や他船の接近や衝突を予測した際にアラートを鳴らして知られます。

海上の位置情報をリアルタイムでマリーナと共有することも可能です。万が一トラブルが発生した際は、アプリからSOSを発信してマリーナへ通知できます。また、同アプリをインストールしたスマホと落水検知ユニットをBluetooth接続してライフジャケットに入れるなどして身に着けておけば、海中転落事故を自動で検知して周囲のアプリユーザーや事前にアプリに登録したユーザーへSOS通知を発信することができます。海中転落事故はいかに早く見つけることができるかで助かる可能性が大きく変わります。海で起こる悲しい事故を減らす可能性のあるアプリだと感じました。

二つ目は、カヤックメーカー「HOBIE」の足漕ぎカヤック「Mirage iTrek Fiesta(ミラージュ・アイトレック・フィエスタ)」。4人乗りのボートで、家族やグループでわいわいと水上散歩が楽しめるウォーターアクティビティです。

ペンギンが泳ぐときの翼の動きを研究して開発されたペダル式装置によって、誰でも簡単に水面をスイスイすべる感覚が味わえます。また、障害物にあたると自動的に格納されるフィンを採用するなど、環境に優しい作りになっているのも特徴です。水に濡れることなく誰でも気軽に体験できるウォーターアクティビティとして、マリーナやリゾートホテル、キャンプ場などさまざまな場所で導入されているそう。当マリーナでも、アクティビティとしてぜひ導入してみたいと感じました。

もちろん最新ジェットがそろうSEADOやYAMAHA、Kawasakiのブースも取材してきました。各メーカーの2024年ラインナップを個別に紹介した記事もあるので、ぜひチェックしてください。

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